為替の逆指値取引
指値注文の場合、自分が売買したいレートに達したら取引するという方法ですが、反対に、現在のレートより安くなったら売るとか、高くなったら買うといった売買手法のことは逆指値注文と呼ばれています。
この方法は、為替が動くとき、上がるか下がるか一方に動きやすい性質を利用しています。1ドルが80円として、81円近くになったら、これからもどんどんドルが高くなる可能性があるとしてドル買いをします。
逆に79円、78円と下がっていく可能性があるとしたらドル売り注文を出します。
予想が外れて買ったドルが下がっていったとしても、最大でも損が1円程度になるように、売るときを設定することもできます。
これで、指値注文のように利益を出すのが難しい代わりに、損は最小限に抑えることができます。
為替への介入と同効果を出せるか
円高対策の筆頭といえば為替への介入。ここにきて政府・日銀が積極的に介入を実施していることが報道されていますから、もうすっかりお馴染みでしょう。
そして、今、新たな円高対策が発表されました。外為特会として計上されているドル資金1000億ドルを活用しての融資枠の創設と投機的な円買いの動きへの監視体制強化という2点から成るものです。
1000億ドルの融資枠については、超円高の今だからこそ安く上がる海外企業の買収と高リスクが伴う海外でのエネルギー権益の獲得および資源開発に、それぞれ500億ドルずつを振り分けて国内企業に積極的に参入してもらうという狙いがあるようです。
為替への介入と同じ効果が得られるのか注目が集まるところです。
為替のクロスレート
外国の為替が取引される時は、主にドルとそのほかの通貨で取引されます。主にその取引が多いのですが、量は少ないものの他の通貨同士でも取引はされています。
ドル以外の通貨同士で取引が行われる際に使用されるのが、クロスレートというものです。ユーロやポンドなど国際的に取引されている通貨は、それぞれに相場があります。
こうしたドルをともなわない為替相場は、それぞれの通貨がドルに対して幾らであるかを基準に、2つの通貨のレートが算出されるのです。
これがクロスレートというものです。クロスレートのうち、ポンドやフランといったドル以外の外貨と円との相場は、クロス円相場と呼ばれています。
クロス円相場以外にも、円以外のマイナー通貨同士で取引する場合に、対ドルレートが判明すれば、計算が導き出せます。